心因性頻尿で4年
4年前から「心因性頻尿」の診断で治療されていますが、治らない50歳代のご婦人です。1日13回と夜間1回の頻尿です。尿がたまると、動悸がして後頚部が痛くなりますが(関連痛と関連痛に準じた自律神経症状)、排尿すると症状は落ちつきます。地元に大学病院と泌尿器科開業医を受診しましたが、「心因性頻尿」と診断され、次のような処方がされています。ドグマチール・パキシル・セルシン・ブラダロン・ルボックス・グランダキ...
View Article腎盂腎炎と膀胱炎
私が唱える慢性膀胱炎と間質性膀胱炎の原因は、排尿障害です。(異論もあるでしょうが・・・)慢性膀胱炎や間質性膀胱炎症状で来院される患者さんにお聞きすると、過去に腎盂腎炎の既往があります。腎盂腎炎とは腎臓に細菌が浸入して感染を起こす病気です。常識的に腎臓には細菌がいません、無菌状態です。すると腎盂腎炎になるためには、どこからか細菌が浸入しなければなりません。一番考えやすいのは、膀胱炎の原因菌が腎臓まで昇...
View Article自己免疫の暴走
慢性膀胱炎や間質性膀胱炎を排尿障害が原因だとして、私は治療を続けています。内視鏡手術で症状が完全に治まったかのように思えた患者さんが、しばらく、半年~2年経過してから症状が突然としてぶり返す患者さんがいます。以前に、他のブログで紹介したKさんもその一人です。ここで紹介したエピソードの後、再び痛みは増強して、毎日2回ブロック注射を打ち続ける日々が続きました。内視鏡手術の際に、膀胱粘膜はびらん(糜爛:潰...
View Article学会報告の予告編
開業して18年になりました。間質性膀胱炎の治療始めてから5年は経過しています。それなりのデータが集まったので2008年4月に日本泌尿器科学会で間質性膀胱炎に関連した報告をします。テーマは「1日61回の頻尿を5回に」を選びました。間質性膀胱炎の治療も慢性前立腺炎の治療も私にしてみれば原則的には同じ【膀胱頚部切開手術+膀胱三角部切開手術】なので、聴衆の慢性前立腺炎に興味のある泌尿器科医にとっては参考にな...
View Article間質性膀胱炎のKさんからのお便り
横浜○○のKです。先生、この一年本当にありがとうございました。夏のあの激しい痛みとの闘いが嘘のように、今は例の切り裂かれる痛みがまったくありません。トイレの回数も平均2時間~3時間空くようになりとても楽です。気を付けている事はお薬を忘れずに飲む事と、アレルギーに良くないとされている食品をなるべく控えるようにしている事と足首などを冷やさないように注意しているくらいです。先日(12/17)にテニスの試合...
View Article患者さんからのレポート#13
高橋先生、こんばんは。 9月に手術して頂いた、○○○○と申します。駄文な上に長文で申し訳ないのですが少しでも同じ症状で苦しんでいる方の力になれたら・・・と遅くなってしまいましたが、レポートを書かせて頂きました。...
View Article「冷え」と急性膀胱炎
ご婦人で冷えた場所に長い間いたりすると、急性膀胱炎になることがあります。あなたも経験したことがあるでしょう?ご婦人の急性膀胱炎は細菌感染ですから、その原因として90%がセックスです。しかし、患者さんにお聞きすると、「頑としてセックスはしていない」とされる方や高齢者で絶対にセックスはしていないと医師が思える方がいます。仕方がなく、原因はともかく、たまたま(私はこの言葉が嫌いです)だろうと私は思うように...
View Article患者さんからのレポート#14
先生ごぶさたしております。診察券番号・・953の○○です。外国へ行くから、と手術を早めていただいたのですが覚えていらっしゃいますか??男の子を無事出産しました^^出産中トイレは大丈夫かと心配でしたが、スピード出産だったので一回のトイレで大丈夫でした。第二子妊娠直後に、5分おきの頻尿になり大変で先生にメールしたら、妊娠3ヶ月になったら薬が飲めるから病院にきてください、という返信をくれましたね。ですが、...
View Article間質性膀胱炎の手術治療 2008年日本泌尿器科学会での発表報告
以前に予告した学会発表を本日、2008年4月25日(金)横浜のパシフィコ横浜で発表してきました。発表内容をこのブログで、発表したのとほとんど同じに報告しましょう。口語体ですから、少し不自然かも知れません。スライドが40枚を超えていますので、このブログに全てを掲載するまで時間がかかりますから、気長にお読み下さい。さて、このセッションの座長は、私の1年後輩の慈恵医大の清田浩准教授でした。私が研修医2年生...
View Article「過ぎたるは及ばざる如し」 水は不可欠な存在だが、過剰な飲水は毒
以前にも水分の取り過ぎに注意を促しました。しかし、来院される患者さんの多くが、水の取り過ぎで病気に苦しんでいます。「たかが水」という認識と、「水は身体によい」という妄信と、「炎症の治療」には大量な尿排泄が必要という呪縛(無理解な泌尿器科専門医が飲水を勧めるので・・・)が存在しているからです。飲水治療は、「細菌性」の急性膀胱炎・慢性膀胱炎と「細菌性」の急性前立腺炎・慢性前立腺炎にしか効き目がありません...
View Article患者さんからのレポート#15 手術後の妊娠
高橋先生こんにちは!昨年の7月と11月に手術をしていただいた○○○○です。最後に病院に伺ったのが3月で、その後まもなくして妊娠しました。手術をして血流が良くなったのも良かったのかと思っています。その後の膀胱ですが、妊娠したので多少の頻尿は仕方がないことかと思い、気にしないようにしています。幸い痛みは今のところないので、手術のおかげと感謝しています。足の裏の関連痛は、以前ほど気にならなくなり、少しずつ...
View Articleブログの感想と急性膀胱炎
こんにちは。はじめまして。私は 群馬に住む ○○歳の主婦です。実は ここ数日 なんか 残尿感があり! (こんなことは初めてなのですが)今朝は 尿意で朝方起きて トイレに行くも なかなか勢い良く出なくて・・・。「これは おかしい。もしや・・・膀胱炎?」と心配になりまして・・・。 そういえば...
View Article間質性膀胱炎の診断基準
間質性膀胱炎の診断に当っては、下記の診断基準が使用されます。診断基準が使用されるということは、病気そのものがよく解明されていないといえます。【注】(カッコ)内は、私のひとり言です。【必須項目】・点状出血またはハンナー潰瘍の存在(前立腺肥大症の内視鏡手術の際に良く見られるのが、点状出血です。学会報告でも点状出血が疑問視されています。)・膀胱部痛または尿意切迫時に伴う痛み...
View Article★ 間質性膀胱炎の要約 ★
このブログをお読みになった難治性の慢性膀胱炎や間質性膀胱炎の方から、地元の泌尿器科医を紹介して欲しいという内容のメールが頻繁に届きます。このブログに掲載されている間質性膀胱炎に関する考え方や治療法は、私独自のもので一般的ではありません。ですから鹿児島県鹿屋市の倉内先生以外に、ご紹介できる医師を存じません。このブログの内容は110テーマ以上になりますから、全てを印刷(A4で300ページ以上の量)して主...
View Article間質性膀胱炎のKさんからのお便り#2
間質性膀胱炎症状で苦しんだKさんから、右のお便りが来ました。患者さんKさんの難治性の激痛症状で治療者としても、本当に大変でした。お陰で、この病気の本質が垣間見えたひと時でした。活動的なKさんの日常生活が、いつまでも続くことを祈っています。
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